矢板市金属工業会は昭和53年に設立、企業力ラックアップ事業にも3社が認証を得ている。
この会の特徴はこれからの経営者育成を目的とした研究会を持っている事。つまり金属工業会内での後継ぎが中心となり組織されている会、金属工業研究会と言う会が組織され現在実に若い感覚で、「長引く不況の中に有る今だからこそ」と活発に活動している。
金属工業研究会は、この2年の間に矢板市金属工業会ホームページの製作立ち上げ、各社も続々独自のホームページを作成、時には朝まで意見をぶつけ合い「多目的テーブル」を完成。
このテーブルは家庭用ゲームなどに最適のテーブルで、昨年の産業物産展で発表しホームページを通し販売も行っている。
金属工業会のような会は、集まりだけの会に成りがちなのが現実だが若手(金属工業研究会)の頑張りに良い意味で刺激を受け、金属工業会有志による製品「消防用ホース巻き機」を開発・販売を開始するなど、今後の製品開発や協同受注に繋がる活発な動きが見える。
今日では金属工業会用のパソコン購入要望が研究会から出ると、「予算は無いが、若手からの要望には借金をしてでも応える!」と金属工業会ではノートPCを購入し現在では研究会メンバーにて持ち回り、金属工業会ホームページ管理や初心者講習に活用している。
今後、若い感性で何を考え活動するかが楽しみな金属工業研究会と、経験を生かしたアドバイスとサポートを行い今を引っ張る金属工業会。
全体の景気は確かに良くは無いが、矢板市商工会の中でも何か空気が違う物を感じる。
レポート担当:矢板市商工会 渡辺 裕久
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