(有)高見林業は江戸時代から続く歴史ある林業家であり、昭和年間までの個人営業から、平成2年に有限会社として法人成りした。事業内容は林業が主であり、植育林、伐木、作業道整備、山林管理、山林買取等、及び一般木材・木工品等の販売事業も行っている。地域の人口減少、高齢化した山林所有者などからの受託による山林管理や森林保全の主たる業務の一つとなっている。
「自彊不息」(=自ら務めそれを止めない)という経営理念の下、経営者は林業者として、先祖代々の山をより良い形で受継ぎ、山林の公益的機能を高水準に維持し、安定した木材生産をするという「3つの守り」に従って林業経営を営んでいる。経営者は地元・栃木県のほか、全国の様々な林業ネットワークに関わって林業の健全で持続した振興と発展に努めている。現在は認証材生産事業や林業経営の集約化に取り組んでいる。
林業経営では全体かつ細部に亘って生産技術と管理業務等の経営ノウハウの高度化に努め、かつ現業の作業効率改善と生産性向上による高い収益性・利益性を追求する経営活動を展開している。また、経営者の的確な指導によって、少人数ながら社員は快活に業務に従事していて抜かりが無い。林業ならではの産業特性もあるが、良好な自然環境づくりと環境保全に特に配慮して森林管理のマニュアルやコンプライアンスの方針とともに森林管理計画を確り定め、管理森林の定期パトロールを実行している。
今回は林業特有なるが故のICT技術やドローンを活用した測量業務等の省力化や、詳細な労災防止規定による労働安全性の向上など、進歩した森林管理業務の工夫改善、固有の価値創造プロセスに基づく新たな事業構想、将来の経営環境の変化への対応方針などを診た。
以上により、当社は総合的に企業力ランクアップの認証に値すると認められる。
会社名 | 有限会社 高見林業 |
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所在地 | 栃木県鹿沼市上粕尾870-2 |
代表者 | 齋藤 正 |
創立 | H2年 |
資本金 | 1000万円 |
従業員数 | 5名(パート1名) |