有限会社加藤製作所は、昭和40年に祖父がバフ研磨業を創業し、昭和62年に父親が事業を引き継ぎ、平成28年に現代表者が代表取締役となり事業を継続している。令和2年5月には、工場が手狭になったことに伴い近隣の工場を取得し現在地に移転している。
創業当時はテニスラケット、時計の裏蓋、ドアノブなどの表面研磨を主な事業としていたが、平成になり三菱日立パワシステムズと取引を開始、火力発電のタービングブレードの研磨に特化した。東日本大震災による原子力発電の停止から、火力発電のフル稼働に伴い定期メンテナンス回数が減少、そのため受注が減少した時期もあったが、現在は回復し業績は順調に推移している。
工場を現在地に移転したことにより生産性が向上している。また、社員の若返りによる生産能力の向上を図るなど、量、質の両面で、生産拡大を目指している。
当社が手掛けている火力発電のタービングブレードは、一羽45sの重量があり、これのバリ取り、研磨、検査、塗装などの工程で仕上げられ高い品質が要求される。これらの一連の工程を、一社単独で請け負っているのは希少価値といえ、当社独自の企業価値と言える。
目下のところ、火力発電のタービングブレードであるが、将来的には、風力発電等の代替エネルギーによる発電設備への対応も視野に入れており、今後の展開にも期待感がうかがえる。以上から認証企業として推薦する。
代表者名 | 加藤 靖博 |
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所在地 | 〒321 - 4213 栃木県芳賀郡益子町山本2044 |
info@katou-kenma.com | |
ホームページ | http://katou-kenma.com |
設立 | 昭和 56 年 6 月 |
資本金 | 400 万円 |
従業員数 | 25 名 |